大盛食堂（末広）

小樽の下町、手宮地区。

その昔、手宮には、北海道の石炭を日本中に運ぶため、鉄道が走っていました。
鉄道の名は手宮線。北海道初の鉄道路線だということは、あまりにも有名です。

その手宮地区、末広町に「大盛食堂」はあります。

開店が午前10時と早いです。
近くに市場があるから？
昔は港湾労働者や、国鉄関係者で賑わっていたから、その名残り？
色々想像したけど、店主に聞くのを忘れました。

「大盛食堂」というインパクトある店名からして、ガンガン食べる肉体労働者を意識したのかもしれません。
私も、どんな大盛りが出てきても、完食するよう、気合入れての入店です。

10時半頃入店したのですが、常連さんと思われる男性がひとり、店主と談笑していました。
店内はカウンターのみで１１～１２席ぐらいです。
店主の他には女性が二人厨房で忙しそうに働いていました。
電話がしょっちゅう鳴っていて、材料の発注などをしているようで、絶えず忙しそうです。

メニューです。



この位置からではわかりづらいですが、「やきそば」（７００円）と、「いためそば」（６５０円）があります。
きっと、どちらかがAKYで、どちらかがソースでしょう。
具沢山で、手間のかかるAKYの方が高いとにらみ、「やきそば」をオーダーすると、女将さんと思われる方が、「はいー、あんかけねー」と答えてくれました。
正解しました(^^)v

「今、カツ揚げてるからちょっと待ってねー。」と、言われたので、ゆっくり待つことにしました。
「カツも食いたいなー」と、ボンヤリ考えていると、「はい、お待たせしました」と、「やきそば」登場です。
意外に早くてびっくり。


【大盛食堂】やきそば　７００円

湯気をたっぷり上げて、熱々で出てきたので嬉しい気分。（※私は夏も冬もAKYは熱々派）
具は豚肉、イカ、白菜、タマネギ、人参、もやし、ピーマン、しいたけ。野菜類は小さめにカットされています。
あんは硬めの部類に入るでしょう。あっさりした味わいで、濃い味付けが苦手な方でも飽きずに食べられると思います。
肝心のボリュームですが、店名に怯える必要はありません。
盛りは良い方ですが、特別大盛りというわけではありません。（注）小樽AKY比
中太麺も硬めでしたね。

カウンターの調味料群の中から、酢を発見。
これです。



非常にわかりやすいですねw

小樽には、こういう昭和っぽい「食堂」が、和洋中問わず沢山ありますね。

大切にしたい文化だと思います。







「大盛食堂」
住所：小樽市末広町1番7号（駐車場あり）
電話：0134-22-9242
営業時間：10:00～19:00
定休日：水曜日

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