小樽AKY48プロジェクト

その名前は、ある世代から上の小樽市民・出身者にとって、伝説として語り継がれています。
今回は、小樽ラーメン界のLEGEND、「らーめん一番」です。

現在の店舗の裏側にあった、初代「らーめん一番」は、店の近くを通ると強烈な豚骨臭がしていました。そのニオイは、全国にチェーン展開する某ロードサイド店を凌ぐほど。
そのニオイから近寄りがたいと思いきや、お昼時には行列が出来、スープ切れで早仕舞いしてしまうほどでした。
ドロッとしたその特徴的なスープは、醤油味を頼んで出てきたラーメンを見て、「俺は味噌味頼んでないよ」と、初めてのお客さんは思うほど濃厚でした。当時の小樽では、このようなスープは革新的で珍しく、多くの”信者”を生みました。

現在の「一番」は、その味に惚れ込んだ二代目が、病気により引退していた初代に頼み込んで修行し、暖簾を譲り受けた店です。
当時のことを伝える小樽ジャーナルの記事がありました。是非ご覧ください。⇒ http://otaru-journal.com/2004/10/post-567.php
2代目は現在、塩谷で「塩谷食堂 海坊's」を経営。今の若い店主は3代目です。

店に入ると、厨房の中に2代目夫婦が・・・一瞬タイムスリップした気がしましたが、いても不思議ではありませんよね。「海坊's」は冬期間休業していますし。

メニューです。（写真クリックで拡大します）



今は、「あっさりら～めん」がイチオシなのでしょうか？
メインメニューとして大きく出ています。
多くの人々の記憶に残っている、LEGENDらーめんは右側の上です。そして、中段ほどにAKYが！
あっさりもLEGENDも食べたいけど、ここはもちろん、自分のキャラクターを守ってAKY一択です。



カウンターは10席ほどでしょうか。テーブル席も4人座れるものが2卓あります。
テーブル席側には、有名人のサインがずらーりと飾られています。さすが有名店ですね。



ラーメンの地方発送も出来るようです。



やはりこのお店はラーメン注文立が高いなあと、他のお客さんのオーダーを聞きながら待つこと数分。
熱々の証である湯気とともに、AKYが運ばれてきました。


【らーめん一番】特製あんかけ焼きそば　880円

こ、これは！このビジュアルは、まさに・・・。
これは、2代目店主がプロデユースしたAKYなのでしょうか？
海坊'sのあんかけ焼そばは評価が高いので期待が持てます。

水菜に囲まれるように味玉がトッピングされているのが最大の特徴です。



他に具材は、エビ、イカ、ホタテの海鮮トリオに豚肉。野菜は、白菜、もやし、タマネギ、ニンジン、ねぎ、キクラゲ、タケノコといったところだと思います。具だくさんでボリューミーです。
男性はもちろん、たくさん食べたい女性も満足できるサイズでしょう。
麺の焼き加減も、しっかりと焼き目が入っています。



「一番」という大きな名前を受け継ぎ、変わらないことを求められながらも、当時の「一番」に無かったメニューを加え進化していく姿に、共感もあれば、批判もあるかと思います。
私は、この濃厚スープが小樽に残されたこと。そして、玄関口である小樽駅近くで、気軽にあんかけ焼そばを食べられる店が増えたことは、素直に嬉しい事だと思います。



「らーめん一番」
住所：小樽市稲穂3丁目8番10号（駐車場有り）
電話：0134-22-5517
営業時間： 11:00〜19:00
定休日：月曜日
Web: http://www.ramen-ichiban.com/
Facebook: https://www.facebook.com/Ramen1.fan


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